古いピアノの修理２

昨日にひきつづき、AUTOPIANO（製品名）の修理の紹介です。

こわれたピアノ部品

ピアノを弾くと、カチャカチャ音がするので、部品を外してみると、赤いクッションフェルトがはがれていました。この部分に、ジャックという別の部品があたるのです。

こわれたピアノ部品

ボンドでひっつけたらいいのですが、ここにもちょっとした注意が必要です。

写真のように、下半分にしか、接着剤をつけません。上の方にもつけると、固まった接着剤がまた、カチャカチャと音をたてるようになるのです。

こわれたピアノ部品

出来上がり。

もう一つ紹介します。

こわれたピアノ部品

なにせ古いぴあのですから、木が劣化していて、すぐに折れるのです。

写真のように、センターピンという釘で接合し、動作する部分が、折れてしまっていました。

こわれたピアノ部品

これも、ボンドで接着しました。乾くまで、しっかりと固定しなければなりません。

これでもうまくいかないときは、新しい木で作りなおします。この部品はウィッペンといいます。シーソーのようなものです。現代のピアノと動作原理は同じですが、特殊なサイズですから、代用品がありません。それが難儀なところですが、幸い、接着がうまくいきました。

兵庫日産岡場店

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