五百羅漢（北条）

五百羅漢

９月のことですが、兵庫県加西市北条町の羅漢寺を尋ねました。

やわらかい秋の日差しの下で、五百羅漢達は、いい表情で迎えてくれました。

五百羅漢

これらの羅漢は、４５４体もあるのだそうです。しかし、どれもいかめしいところがないので、集団で押し迫ってくるというような、恐ろしさは全く感じられません。

五百羅漢

案内板によると、いつごろ誰がつくったのか、わからないということです。インターネットで調べてみたら、ウィキペディアには「制作年代不明だが、慶長年間ではないか」と、書かれていました。１７世紀初頭といったところでしょうか。

また、この五百羅漢に関する、いろんなサイトには、「「親が見たけりゃ北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」とうたわれ、面貌の異なる石仏の中には必ず親や子供に似た顔があるといわれている。」とも、記されています。

五百羅漢

さらに「稚拙な素朴さ」というようなことも、よく書かれています。しかしそれは、「へたくそだ」とかいうような、馬鹿にした表現ではなく、とても親しみをこめて、語られているようです。

五百羅漢

わたしも、ここに何度も来たことがありますが、いつも心を洗われるような気持ちになります。どの羅漢も、やさしい顔で迎えてくれます。

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