吹田市立博物館

吹田市立博物館

吹田市立博物館を、見学しました。道標にこの博物館が案内されているのに、長い間行く機会がありませんでした。この日は、ほんのちょっと遠回りして、立ち寄ってみました。

吹田市周辺の地理・歴史に重点を置いた、すごく貴重な展示だと、思いました。中でも興味を持ったのは、大阪湾と、淀川・安威川・神崎川などの河川との関係です。この吹田あたりも、海だったこともあるようです。

遺跡もたくさんあります。旧石器時代にさかのぼるものも、あります。古墳もあります。発掘された堤防などは、古代の土木技術の粋であると思いました。これには朝鮮半島からの渡来人による技術の伝播が関係しているそうです。

むかしの瓦の窯の復元

陶磁器の窯跡もたくさんあるそうです。まわりの山の木をきって薪にし、木が無くなったら、どこか別の所に移って、作り続けたようです。なるほど、人力による薪の運搬は、たいへんだったのでしょうね。

ピンク火山灰層

ピンク火山灰層というのがありました。これは、博物館内ではなく、戸外の実際の露頭です。手に取って、火山灰の感触を知ることができます。説明にもあるように、九州から飛んできた火山灰なのだそうです。それが、こんなに遠いところで、層をなしている。どんなに恐ろしい大噴火だったんでしょう。

ピンク火山灰層

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