兵庫県篠山市にやってきました。旧西紀町にあたるところだと思います。ふと、気になる村の神社がありました。リーフを止めて看板を見ると、なんと、断層鏡肌(だんそうかがみはだ)と書いてあります。社殿の裏にそそりたつ崖は、一瞬の地盤沈下で裂かれた岩が、鏡のようにつるつるになったものなのだそうです。断層のもう一方の側は、社殿の下にあるらしい。こんなにダイナミックに、断層そのものを見たりさわったりしたのは、生まれてはじめてなので、すごい感動です。この神社は1188年の創建で、月夜見命を祭り、古来名月大明神または単に明神様と、呼ばれてきたそうです。月をも映す明るい大きな岩の鏡は、きっと神様そのものだったのでしょう。