新鮮な野菜

農薬を使っていない野菜だということで、買ってきた。立派なニンニク、ソラマメ、玉ねぎ、山椒の実。

家に帰ったら、かみさんが居なかったので、めったにしない料理をしてみた。ぼくの料理はかなりいいかげんで、すべて目分量。やり始めるまで、どうするかは決めていない。行き当たりばったりです。

そらまめ

まずは、ソラマメ。皮をむいて、実を出してみる。初めての経験です。大きな豆が入っているけれど、その数は、さやの大きさよりもずっと少ない。一粒とか、二粒とか。塩ゆでにするつもりでむいていたが、途中で、さやのまま焼いてみたらどうかなと思い、残りはめざしのように、焼いてみた。

そらまめ

塩ゆでもおいしかったが、焼いたのも、ちょっとこげた香りがして、ビールにはぴったりだ。いい料理ができた。

山椒

次に、山椒の実にとりかかる。６パック買ってきた。はかってみたら６００ｇあった。佃煮にしよう。やりかたはしらないが、とにかく、しょうゆ味で甘辛く煮詰めたらできるはずだ。

枝はとっておかないと、あとで食べにくそうだ。生の山椒の実を、ひとつひとつ手でむしっていたら、山椒の精で指が痛くなってきた。まだ２割もむしっていない。

そこで、先に少しゆでてみることにした。２０分ゆでた。ざるにとって水で冷やした。今度は、薄手のゴム手袋をしてむしった。先よりは、ずっとむしりやすい。しかし、めんどくさくなってきたので、実の小さな柄は、そのままつけておくことにした。まあいいだろう、ということで。売り物ではないのだから。

山椒

やっとできたら、もう夜中。先ほどからの猛烈な嵐は通り過ぎて、なぜか鳥が鳴いている。ホトトギスが「チョチョチョチェチョ」と、しきりに。また、「ケケケケケ」と鳴いてるのもいる。「やんだよ、やんだよ、だいじょうぶか？」と、呼びかけているようにも聞こえる。

これから先は、明日にしようかどうしようかと、思ったが、もうやっちゃえということにした。醤油、みりん、酒、ざらめを煮立てて、そこに山椒の実を入れた。あとは、適当に煮詰めていくだけ。煮えてきたら味見をして、薄ければ醤油などを適当に足す。濃ければ、あきらめる。

明日は、７時に家を出たいのだが、やれやれ、寝る時間はとれるのかな？

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